
治工具は「治具」と「工具」を合わせた名称です。治具も工具も製造現場では欠かせません。自社で製造している製品の品質を向上させる、現場での作業を効率化させるためにも、どのような治工具を導入するかという点が重要です。
ちなみに、治具と工具のそれぞれの定義は以下の通りです。このように、治工具とは何らかの部品ではなく、部品を加工する際に用いられている重要な部品や器具を指しており、加工製品以上に高い精度が求められます。

治具を使用することにより、部品の位置決めを正確に行えるようになり、加工精度の向上が期待できます。特に複雑な形状の部品や細かい加工を必要とする部品については、治具の精度が製品の品質に直結します。
作業者が手で部品を保持する必要がなくなることから、作業の効率が良くなり生産性が向上します。さらに、治具は特定の工程に特化して設計を行うものであるため、作業の標準化が進むことによって、より効率的な生産を行えるようになります。
作業担当者が危険な場所に手を近づけずに作業を行えるようになるため、安全性が向上する点も治具を使用するメリットといえます。中でも、鋭利な部品や重い部品などを取り扱う必要がある場合には、治具を使用することでリスクを軽減できます。
治具の使用によって作業の標準化が可能になります。このことによって作業者による品質のばらつきが減少。製品の品質が安定するため、顧客満足度の向上も期待できます。
治具の導入には初期投資が必要となるものの、加工時間が短縮されることからコストの削減にもつながっていきます。特に大量生産を行う場合については、その効果が大きいといえます。

導入を検討する段階では、「自社の工程では、治工具が本当に必要なのか」「導入してメリットがあるのか」という点について十分に考慮する必要があります。導入によって効率化や省力化といった具体的な改善が期待できるのかといった点に加え、導入によって現場に混乱が生じないか、作業手順や人員配置の工夫によって課題を解決することはできないのかといったように、さまざまな面から検討を行うことが大切です。
さらに、導入時にはコストがかかるため、費用対効果についても確認しつつ導入を検討していきます。
例え優れた治工具を導入したとしても、自社の製品や製造工程に合わなければ、その性能を発揮できなくなります。自社で取り扱う製品に合った治工具を導入することが大切です。 そのためにも、まずは現場での課題や問題となっている部分の洗い出し、導入担当者と現場作業者の意見のすり合わせ、治工具メーカーとの打ち合わせ、テスト運用での調整など、さまざまな対応をしっかりと行っていく必要があります。

治工具の使用やメンテナンスに関するルールを決めることも大切です。機械の故障や怪我につながらないように使い方のルールを決める他、工具の紛失を防ぐためにも保管場所や持ち出しのルールを定めることも必要であるといえます。 また、他の製造設備と同じようにしっかりと日々のメンテナンスを行う点も重要です。もし劣化した状態で使用すると、作業者がケガを負ったり品質に影響してきたりすることも考えられます。
治工具を導入することで、現場で行われている作業を効率化・省力化できるだけでなく製品の品質が安定しやすくなる効果も期待できます。しかし、治工具には様々な種類があるため、自社で必要な治工具を検討すること、自社の製品や製造工程に適した治工具を導入することが大切です。
どのような治工具を選定・導入すれば良いのか迷ったときは、自社のニーズに合わせた治工具を製造する企業に相談することが大切です。試作品製造・量産化までサポートしてくれる企業を選ぶことで、生産性や品質の安定につながります。このサイトでは様々な企業の要求に応えられるボーリング加工業者を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
製造部品に応じた精度要求にしっかり応えられる、信頼性の高い技術や実績を持ったボーリング加工会社を選ぶことは、再検査・差戻しの工数を考慮すると、トータルコストの削減に繋がります。ここでは「治具ベース・鋳物」「大物部品」「アルミ加工部品」と用途が異なる部品分類に着目し、信頼できるおすすめの加工会社を厳選紹介します。
| 主な設備 | 5軸+5P マシニングセンタ[YASDA]YBM 8T-63TT |
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| 主な設備 | 5面加工門形 マシニングセンタ[オークマ]MCR-A5C |
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| 主な設備 | 5軸マシニングセンタ[松浦機械]MAM72-63V |
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(※1)参照元:北條製作所( https://hojo-s.co.jp/about/)※2024年10月調査時点