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松浦機械製作所

松浦機械製作所とは

1935年8月に福井県福井市で創業し、1960年9月に法人設立された工作機械メーカーです。主な事業は、マシニングセンタやハイブリッド金属3Dプリンタ(積層+切削加工)などの開発・製造・販売。そしてCAD/CAMシステムの提供までを一貫して手掛けています。「人のやらないことをやる」という創業以来の精神の下、5軸制御機やリニア駆動など、技術開発を行ってきた点が大きな特徴です。ローカルで育ちつつも、世界規模で「ジャパンメイド」の精密加工機械を提供する企業として、産業機械分野でユニークなポジションを築いています。

松浦機械製作所の特徴

高精度・高剛性のマシニングセンタ開発

立形・横形マシニングセンタや5軸複合加工機の開発に強みを持っています。高剛性構造と先進制御システム「MAXIA」により、アルミから難削材まで高精度・高速加工を実現。特に、無人運転や多品種少量生産に対応した自動工具交換(ATC)やパレットチェンジャー(APC)を標準装備した機種を多数展開しており、製造現場の生産性向上に大きく寄与しています。

積層造形と切削加工のハイブリッド技術

金属3Dプリンタの積層造形と従来切削加工を組み合わせたハイブリッド加工機も提供しています。従来の切削加工では難しかった複雑形状の部品も短納期で製造可能。航空宇宙や自動車、医療分野など、高精度かつ軽量化が求められる産業で採用されています。また、グローバル展開を前提とした設計により、海外拠点でも安定した品質と生産効率を確保。技術革新と市場ニーズへの柔軟な対応力が松浦機械の大きな強みです。

松浦機械製作所のモノづくりへのこだわり

「止まらない工場」を実現する自動化思想

松浦機械製作所が世界的に評価されている大きな要因の一つが、創業以来追求し続けてきた「自動化・無人化」へのこだわりです。特に5軸制御マシニングセンタにおいては、多面パレットチェンジャーや大規模な工具収納マガジンを組み合わせることで、夜間や休日でも稼働し続ける長時間無人運転システムを構築。人手不足が課題となる製造現場において、生産性を最大化するソリューションを提供し続けています。

精度を支える「ハンドキサゲ」と自社製スピンドル

デジタル技術の先端を行く一方で、機械の最終的な精度を決めるのは熟練の職人による手作業であるという信念を持っています。接触面のミクロン単位の誤差を修正する伝統技法「ハンドキサゲ」や、マシニングセンタの心臓部であるスピンドルの自社一貫生産・クリーンルームでの組み立てなど、見えない部分への徹底した品質管理が高い機械剛性と加工精度を支えています。

松浦機械製作所の事例

航空機部品

松浦機械製作所・事例1
画像引用元: 松浦機械製作所(https://www.matsuura.co.jp/japan/samplework/%e8%88%aa%e7%a9%ba%e6%a9%9f%e9%83%a8%e5%93%81)

加工方法:記載なし

被削材:記載なし

特徴:使用金属はTi-6Al-4V。42時間で加工した航空機部品です。

使用機種:MAM72-100H

パイロンブラケット

松浦機械製作所・事例2
画像引用元: 松浦機械製作所(https://www.matsuura.co.jp/japan/samplework/%e3%83%91%e3%82%a4%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88)

加工方法:記載なし

被削材:記載なし

特徴:使用金属はTi-6Al-4V。4時間42分で加工した航空機部品です。

使用機種:MAM72-100H

設備情報

立形マシニングセンタ

主軸を垂直にした構造で、多品種少量から量産まで用途に応じたモデルが提供されています。

VX-660

 VX-660(製品画像)
画像引用元: 松浦機械製作所(https://www.matsuura.co.jp/japan/products/vx-series/vx-660)

コンパクトボディに高剛性構造と「MAXIA」スピンドルを搭載し、アルミから難削材まで高精度・高速加工を実現。コストパフォーマンスにも優れた一台です。

さらに、ボーリング加工においても高い主軸剛性がびびりを抑制。深穴加工時の真円度維持に貢献し、安定した加工精度を提供します。

横形マシニングセンタ

横向き主軸により、治具化・多面加工・自動化と相性が良く、連続加工や量産工程で採用されることが多いタイプです。

H.Plus-300

 H.Plus-300(製品画像)
画像引用元: 松浦機械製作所(https://www.matsuura.co.jp/japan/products/h-plus-series/h-plus-300)

高剛性ボディとコンパクト設計で難削材にも対応。B軸DDモータによる高速送りやATC/APCオプションで長時間無人・変種変量生産を実現しています。

特に、ボーリングバーの交換頻度が高い複雑形状ワークの量産において、ツール交換の時間を短縮しながら高い繰り返し位置決め精度を発揮します。

5軸マシニングセンタ

回転・傾斜軸を加えた5軸加工に対応。工程集約や段取り回数の低減を狙う用途で選定されています。

MX-520T

 MX-520T(製品画像)
画像引用元: 松浦機械製作所(https://www.matsuura.co.jp/japan/products/mx-series/mx-520t)

5軸複合マシニングセンタとして、直感的操作の「M iOS 4」標準搭載。旋削機能も備え、無人化&多品種少量生産に対応する高効率機です。

旋削機能との工程集約により、ワンチャッキングでボーリング加工と旋削を完了させることが可能。工程間の芯ズレを防ぎ、幾何公差の厳しい部品加工に対応します。

MAM72 Series

 MAM72 Series(製品画像)
画像引用元: 松浦機械製作所(https://www.matsuura.co.jp/japan/products/mam72series-lineup)

高精度・高剛性の5軸加工機で、豊富な工具マガジン・パレットチェンジャーにより無人・多品種少量生産を強力に支援します。

長時間稼働でも熱変位の影響を受けにくい構造のため、夜間の無人ボーリング加工でも寸法変化を極小に抑え、安定した穴径を維持し続けます。

基本情報

会社名 株式会社松浦機械製作所
所在地 福井県福井市東森田4丁目201番地
電話番号 0776-56-8100(代)
URL https://www.matsuura.co.jp/japan/

福井県に本社を置きながら、売上の多くを海外市場が占めるグローバルニッチトップ企業としても知られています。欧州の航空機産業やF1をはじめとするモータースポーツ界など、極めて高い精度と耐久性が求められる分野で、松浦機械製作所のマシニングセンタが多数採用されています。

【加工部品別】ボーリング加工会社3選

製造部品に応じた精度要求にしっかり応えられる、信頼性の高い技術や実績を持ったボーリング加工会社を選ぶことは、再検査・差戻しの工数を考慮すると、トータルコストの削減に繋がります。ここでは「治具ベース・鋳物」「大物部品」「アルミ加工部品」と用途が異なる部品分類に着目し、信頼できるおすすめの加工会社を厳選紹介します。

治具ベース・鋳物加工なら
新川製作所
新川製作所
引用元:新川製作所
(https://www.shinkawa-ss.jp/)
おすすめの理由
  • YASDAのマシニングセンタを駆使したボーリングで、複雑形状の治具ベース加工や技術力が必要となる鋳物加工にも対応。
  • 専任加工エンジニアが、条件設定、製造・加工、測定まで一気通貫で対応し、治具の品質を担保。
主な設備 5軸+5P マシニングセンタ[YASDA]YBM 8T-63TT
架台やプレートなど
大物部品なら
北條製作所
北條製作所
引用元:北條製作所
(https://hojo-s.co.jp/)
おすすめの理由
  • ボーリング加工・大物部品加工の専業メーカーで100年以上の実績(※1)があり、信頼性が高い品質保証体制を構築。
  • 希少な最大加工面積高さ1350×幅2500×長さ5000mmに対応。監視カメラで24時間加工を実現。
主な設備 5面加工門形 マシニングセンタ[オークマ]MCR-A5C
アルミ加工部品なら
HILLTOP
HILLTOP
引用元:HILLTOP
(https://hilltop21.co.jp/)
おすすめの理由
  • 長年研鑽されてきた職人技術や加工ノウハウをデータベース化し、未経験でも完成度の高いアルミ加工ができる仕組みを構築。
  • 「HILLTOP SYSTEM」による独自のオートメーション生産で、アルミ加工の多品種・短納期を実現
主な設備 5軸マシニングセンタ[松浦機械]MAM72-63V

(※1)参照元:北條製作所( https://hojo-s.co.jp/about/)※2024年10月調査時点